日本ではあまり流通のないスイスワイン。それもそのはず、スイス国内でほとんど消費されてしまうのです!さらにそれだけでは足りないため、国外からは自国の生産量の3倍ものワインを輸入しています。国外にスイス産ワインがあまり見られないことにもなんだか納得できますね。
山の多いスイスでは葡萄を生産できる土地に限りがあります。また、葡萄畑が急斜面にあることも多く、そうなると必然的に栽培・収穫は手作業に頼らざるを得ません。昨今ワイン造りも機械化が進み、大量生産も多くなってきていますが、スイスでは各地のワイン生産農家がひとつひとつ丹精込めて作り上げているのです。
そしてスイスではワインの品質を保つため、国や地方の管理のもと、生産が制限されています。また、フランスと同じくAOC(Appellation d'Origine Contorôlée)という原産地統制呼称制度が導入されており、品質が保証されています。
澄んだ空気と豊かな自然の中、徹底した管理下で製造されているスイスワイン。その味わいは抜群です!
特にスイスを代表するシャスラ種。白ワインの製造に使用されるこのブドウは、スイスの郷土料理はもちろんのこと、実は刺身などの日本料理との相性もいいのです。