ボルトからグリンデルワルト(ユングフラウ地域)
春のおすすめコースです。グリンデルワルトからゴンドラでわずか25分でアルプスの眺望を堪能できるフィルスト展望台。フィルスト展望台へのゴンドラの途中駅ボルト(標高1564m ホテル・レストランあり)からグリンデルワルト(標高1034m)までの約1時間半の下りのゆったりとしたハイキングは、氷河やアルプスを眺めながら、森林やアルプ(牧草地)を歩き、村に下るルートです。アルプが5月下旬から6月上旬は一面の花畑になります。花の季節以外でも、大変素晴らしい景色のコースです♪
花の谷のハイキングコース(ユングフラウ地域)
ラウターブルンネンの崖の上の素朴な村ミューレン(標高1650 m)。ミューレンからケーブルカーに乗って約5分のアルメントフーベル(標高1907m)はアイガー、メンヒ、ユングフラウの3名山の眺望が美しい絶景スポットでもあります。こちらでは、高山植物の花々や名峰めぐりなど多彩なテーマハイキングが楽しめます。
おすすめは、ズッペンアルプ、ブルーメンタール(花の谷)を通り、ミューレンまで下る1時間半のコース。6月中旬から7月中旬は花が一番多い時期です。
シーニゲプラッテ高山植物園(ユングフラウ地域)
アイガー・メンヒ・ユングフラウ3名峰の正面に位置し、北側にはブリエンツ湖とトゥーン湖が眼下に眺める美しいビューポイントとして昔から人気のシーニゲプラッテ(標高1983m)。鉄道の運行に合わせて2024年は、6月15日~10月20日の11時から14、、アルプホルンの無料演奏を楽しめます。
麓のヴィルダースヴィルから、レトロな雰囲気の可愛い列車で50分。19世紀末のベルエポック時代にオープンした山岳ホテル兼レストランは往時の雰囲気を残しています。駅近くには500種を超える高山植物が植栽されている、スイス屈指の高山植物園(アルペン・ガルテン)がございます。
シーニゲプラッテ山頂には、尾根沿いを歩く1周2時間ほどのパノラマ・ヴェークというハイキングルートがございます。南側のトゥーン湖、ブリエンツ湖も見下ろせます。
メンリッヒェン展望台やアイガーグレッチャーからクライネシャイデックへ(ユングフラウ地域)
◆メンリッヒェン展望台(標高2195m)からクライネシャイデック(標高2061m)(約1時間半~2時間)
グリンデルワルト・ターミナル駅からゴンドラで20分。または反対のヴェンゲンからロープウェイで15分。南側はベルナーアルプスの峰々。東はグリンデルワルトの村とヴェッターホルン。西にはシルトホルンも望める人気の展望台です。ここからクライネシャイデックへのハイキング(約1時間半~2時間)は、コース全体を通して見晴らしは最高!緩い下り坂で、ハイキング初心者でも絶景が楽しめる極上のルートです。
◆アイガーグレッチャー駅(標高2320m)からクライネシャイデック(標高2061m)
アイガーグレッチャー駅はユングフラウヨッホへ向かう途中駅。アイガーグレッチャー駅から先は、トンネルに入ります。駅には氷河を眺めながらランチができるレストランが併設されています。ここからクライネシャイデック駅までのハイキングは、背後にユングフラウ3山、前方眼下にクライネシャイデックを眺めながら歩く素晴らしい約1時間半~2時間のルートです。ユングフラウ3山を背景にユングフラウ鉄道が撮影できるので、写真好きの方にも人気。途中、ミッテルレギ稜からアイガー初登攀に成功した槇有恒氏の寄付金を元に作らた初代ミッテルレギ・ヒュッテをご覧いただけます。
クライネ・シャイデックからの2つのコース(ユングフラウ地域)
観光客で賑わうクライネ・シャイデックからの下りコースは、西側ラウターブルンネン方面ヴェンゲンへ下るコースと東側グリンデルワルト方面アルピグレンへ下るコースの2つです。
◆クライネシャイデック(標高2061m)からラウターブルンネン方面の1つ下のヴェンゲンアルプ駅(標高1874m)(約45分)
左手にべルナーアルプスの雄大な景色を眺めながら、歩きやすい道で楽しめます。まだ歩ける方はヴェンゲンアルプ駅から2駅下のヴェンゲン(標高1257m)まで、さらに約2時間のコースを♪ ユングフラウ3山は隠れて見えなくなりますが、綺麗に整備されている山小屋や林間に走る登山列車、だんだん近づく美しいヴェンゲンの町など楽しめるルートです。
◆クライネシャイデック(標高2061m)からグリンデルワルト方面の1つ下のアルピグレン駅(標高1616m)(約2時間~2時間半)
クライネ・シャイデックから線路沿いをグリンデルワルトに向かって出発。右手にアイガー北壁を見ながら、お花畑の中や林間、小川の側を歩くコースです。アルピグレンでは、チーズ料理が美味しいレストラン・アルピグレンがございます。アルピグレンはグリンデルワルトから2駅上った駅です。
ゴルナーグラート鉄道のハイキングコース(ツェルマット地域)
ゴルナーグラート展望台(標高3090m)は、ツェルマットからゴルナーグラート登山列車で38分の終点。2つの氷河、スイス最高峰のモンテ・ローザ連峰からマッターホルンまで4000m級の山々が連なる絶景を満喫できる人気No.1の展望台です。
ゴルナーグラート駅の1つ下のローテンボーデン駅(2815m)からリッフェルベルク駅(2582m)までの約1時間半のハイキングコースは、途中、逆さマッターホルンを映す湖として人気のあるリッフェル湖を通る大変人気のあるコースです。
*こちらは標高が高く岩場が多いので足元には十分ご注意ください。また、逆さマッターホルンを映すのは、天気が良く湖面が波立たない風のない時間帯です。午前中がお勧めです。
ツェルマットのその他のおすすめルート
◆ツェルマット(標高1620 m) から地下ケーブルで4分のスネガ展望台(標高2288m)。スネガ(Sunnegaのすぐ下のライゼー(Leisee 写真)沿いには6月~7月上旬は高山植物が沢山咲いています。素朴なフィンデルン(Findeln)集落を通り、ツェルマットの町に下る約3時間のコースは変化があり楽しいルートですが、急坂が続くロングコースとなりますので、健脚の方向けです。
◆スネガ展望台からロートホルン展望台へ上るゴンドラの乗り継ぎ駅のブラウヘルト(標高2571m)。ブラウヘルトからシュテリ湖(Stellisee)への往復ハイキング(往復 約1時間)は、ほぼ平坦な道で、名峰マッターホルンやモンテローザ、フィンデルン氷河を見ながらの人気のコースです。初夏から秋にかけて稀少な高山植物が咲きます。この地方特有の黒鼻羊に出会えるかもしれませんよ。
◆ツェルマットからゴンドラを乗り継いで約1時間のヨーロッパ最標高の展望台3820mマッターホルン・グレッシャーパラダイス(クライン・マッターホルン)。ゴンドラの最初の乗継ぎ駅のフーリ(Furi 標高1850m)からツェルマット(標高1620m)へ下るコースは、ツムゼー(Zumsee)、ブラッテン(Blatten)など素朴な集落を抜ける初級1時間半のコースとなっております。*フーリからツムット(Zumutt)集落経由でツェルマットへ下るルートは3時間程かかるので、標識をよく見て歩いて下さい。
サンモリッツ周辺のハイキング
サンモリッツは他の山岳リゾートと比べて1850mと標高が高いので、雪解けが遅く、ハイキングシーズンは6月下旬以降となります。手軽に氷河の先端を眺めに行くことが出来たり、湖沿いの森林浴を楽しむコースなど、素晴らしいハイキングコースが沢山ございます。
①サンモリッツドルフの中心からケーブルカーとロープウェイを乗り継いでピッツネイル展望台へ行けますが、その途中駅チャンタレッラ(標高2000m)からサンモリッツへ下るルートは200種の高山植物が植栽されているハイジフラワートレイルやウルスリの鈴といったスイスの物語の名前の付いたお勧めのハイキングルート(約1時半)です。このルートのケーブルカー再開は2024年は6月21日以降となります。
②サンモリッツから鉄道で30分のモルテラッチ駅からモルテラッチ氷河の先端まで散歩気分で歩けるコース。(往復2時間)モルテラッチ駅には雰囲気の良いホテルレストランもありますし、駅近くには、昔ながらのチーズ作りと野外で食事が楽しめるレストラン(昨年2023年は6月15日~10月1日)がございます。
③サンモリッツからバスで約20分のシルスマリアの花の谷フェックス谷を往復するコース。奥のホテルフェックスがゴール地点。住民以外の車は禁止されているので、静かなエンガディンの大自然を歩けるコース。(往復6キロ 約3時間 片道を馬車で行くことをお勧めします。)
レマン湖畔 世界遺産の葡萄畑の散策路
レマン湖北岸のラヴォー地区は葡萄畑で唯一世界遺産に登録されています。ラヴォー地区のワインは生産村の名前がそのまま銘柄となっていまして、村々をつなぐ散策路が整備されています。レマン湖と葡萄畑を見下ろす眺望抜群のレストランでランチを頂き、その後下りの散策するのはいかがでしょうか?出発点には列車で向ってください。
お時間があまりない方は、リヴァにあるワイン試飲場(ラヴォー・ヴィノラマ)は立地が抜群ですので、ここだけ行ってみるのもよろしいかと思います。
下記①②コースの出発点グランヴォーとエッペス、到着点リュトリーとキュリー村は全てローザンヌから(へ)列車で10分ほど、③コースの出発点シェーブルへはヴヴェイから列車で8分です。
①高台のグランヴォー(Grandvaux)村から、南西の湖畔のリュトリー(Lutry)村へ下る約4キロ1時間のコース。途中、アラン(Aran)村手前は絶好の眺望ポイント。この区間は、4月から10月はブドウ畑を巡る電動自動車(ラヴォー・エクスプレス)が出ています。リュトリー村にはレマン湖の湖船の港もあります。
②高台のエッペス(Epesses)村から、リエ(Riex)村を経由し南西の湖畔の村キュリー(Cully)へ下る約2.2キロ45分のコース。キュリーもブドウ畑を巡るラヴォーエクスプレスの発着村です。
③高台のシェーブル(Chexbres Village)からサン・サフォラン(St.Saphorin)に下る1時間のコースです。サン・サフォランから更にワイン試飲場(ラヴォー・ヴィノラマ)のあるリヴァ(Rivax)まで丘の中腹を歩いて向かえば2時間のコース。また、シェーブルから直接リヴァへも1時間半で歩けます。シェーブルからサン・サフォラン間は、もう1つの電動自動車(ラヴォーパノラミック)が3月~10月に走っています。
ジュネーブやローザンヌから日本語ガイドと散策するワイン試飲付日帰りツアーもございます。ご興味あれば、お問い合わせください。
次にラヴォー地区の食事、ワイン、眺望のどれも良い評判レストランを記します。
グランヴォー
ルレー・ド・ラ・ポスト Relais de la Poste
住所:Route de Crétaz 10, 1091 Bourg-en-Lavaux
グランヴォー
レストラン・トゥー・ダ・モンド Restaurant tout Un Monde
住所:Place du Village 7, 1091 Bourg-en-Lavaux
エッペス
*エッペス(Epesses)駅へはローザンヌ駅からヴィレヌーヴ(Villeneuve)行き列車で11分で到着。
オーベルジュ・ドゥ・ヴィニュロン Auberge du Vigneron
住所:Route de la Corniche 16, Epesses