スイス旅行・ツアーのトリビア【傭兵を称えて】


 

ルツェルンの観光スポットとして有名な「嘆きのライオン」
この像を目当てにルツェルンを訪れる人は後を絶ちません。


この嘆きのライオンの背景には、スイスの悲しい歴史があります。

フランス革命期の1792年。
暴徒と化した群衆は、国王一家が幽閉されていたテュイルリー宮殿を襲います。その時王家を守ろうと身命を賭して戦ったのがスイスの傭兵達でした。しかしその結果、700人以上が命を落としてしまいます。
それを耳にしたルツェルン出身のスイス人士官は心を痛め、倒れた同朋を追悼する慰霊碑を故郷の町に作る事にしたのです。


ライオンが横たわるくぼみの上には、ラテン語で「Helvetiorum fedei aca Virtuti(スイス人の忠誠心と勇気に)」という言葉が刻まれています。
肩に槍が刺さり、苦悶の表情を浮かべるライオン。その背景を知ると、また違った角度から見ることができますね。











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