そのチューリッヒ中央駅の正面入口前に立っているのは、スイス鉄道の父と言われるアルフレッド・エッシャーの銅像です。
4000m級の山が48峰もあるスイスアルプスの雄大な自然は、鉄道路線の敷設を困難にし、スイスを文化的、経済的に孤立しかねない状況へと追いやっていました。
この国難に立ち上がったのが、企業家であり政治家でもあったアルフレッド・エッシャー。彼は、資金難と工事難を乗り越えて、アルプスを横断する鉄道網の整備を実現させ、スイスの近代化に貢献しました。
今では”鉄道王国”と呼ばれるほど、鉄道網が発達しているスイス。
現在スイスにある鉄道路線は、国の面積が九州より小さいにもかかわらず、5,380kmと九州の約2倍の総延長。路線密度は世界一です。
そんな鉄道王国で、スイスらしい鉄道の旅は如何でしょうか☆彡
スイスの鉄道の中でも、代表的なものが「4大急行」です。
スイス屈指の人気列車・氷河急行。氷河を間近に望むことができるベルニナ急行。これら2つの列車は、2008年に世界遺産に登録された「アルブラ線」を走ります。
また、沿線にルツェルン湖やレマン湖など美しい湖が点在するパノラマ急行、そしてウィリアムテル急行が人気です。
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© Zürich Tourism / Christian Beutler