Nyon(ニヨン)から遊覧船に乗って20分程すると、対岸の小さな町Yvoire(イヴォワール)に着く。
Yvoireはレマン湖のフランス領にあり、湖畔沿いを東に進むとミネラルウォーターで有名な町Evian(エヴィアン)に辿り着く。
美しい花の町としてヨーロッパではとても有名な町である。
というのも、何度も国際コンクールで美しい花・園芸の町として表彰されているのだ。
フランスの最も美しい小さな町や村の一つとしても、大変人気のある観光地になっている。
夏の間は観光客が絶えず、冬季の寂しい季節になってもそのロマンチックな町並みから恋人達が多く訪れる。
湖畔を歩くと、素晴らしい景色に嫌なことなどみんな忘れてしまいそうだ。
そんなに大きな施設ではないが、町の中心部にある五感の庭でもゆっくりとした時間を過ごすことができる。
クルージングを楽しみたい方はGenève(ジュネーヴ)から1時間半から2時間かけてゆっくり船で、少しでも時間の節約をしたい方はNyonまで電車で行き船着場のある湖畔まで約10分徒歩で下り(途中上から見るレマン湖の景色はとても美しい)、Nyonから遊覧船に乗ってYvoireまで来ると良いだろう。
Yvoireでは是非レマン湖の魚料理を召し上がってほしい。
レマン湖の郷土料理フィレ・ドゥ・ペルシュ(シンプルなムニエルよりもモリーユキノコのクリームソースやハーブのクリームソースがお薦めだ)や鱒のムニエルなどがとてもお薦めだ。
湖畔のテラスのあるレストランも気持ちが良いが、テラスはないが船着場から坂を上って右手側にあるバトーイーブルというレストランは味が良くとてもお薦めである。
ランボーの『酔いどれ舟(バトー・イーブル)』を店名にしているため、メニューなどいたるところにランボーの詩が書かれている。
Yvoireではスイスの物価に合わせて(便乗して?)Parisよりも少々高めの値段設定だが、ここでしか味わえない美しいレマン湖畔の雰囲気を是非味わってほしい。
ポストカードや飲み物を買ったりするにはクレジットカードや大きなお札が使えないので、小銭でのユーロの準備を忘れずに!