アロイス・カリジェを知っていますか?


スイスの国民的絵本作家、アロイス・カリジェの名前を聞いたことはありますか? 
スイスの子供なら誰でも読む絵本作家です。
日本でも翻訳されて手に取ることができますよ。

彼はスイス南東部の山岳地帯グラウビュンデン州出身です。同郷の女性ゼレーナ・ヘンツとコンビを組んで絵本を描きました。
2人の母語はこの地方に残るロマンシュ語です。
ローマ時代から残った言葉と言われ、スイスの公用語の1つです。
余談ですが、スイスの鉄道では、車内案内がドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語、そして英語で流れます。

絵本の魅力は、なんといっても素朴な山の暮らしを子供の目線で描いているところです。
代表作は「ウルスリのすず」


グラウビュンデン州のグアルダという人口180人の小さな村が舞台。そこで現在も行われているお祭りチャランダマルツ(レート・ロマンシュ語で3月1日という意味)を題材にした物語です。
子供たちが年齢順に鈴をくびに下げて練り歩き、春を迎えるお祭りですが、ウルスリ少年が貰った鈴はすごく小さい。。。夏の山小屋で見た大きな鈴を取りに、雪がまだ残る山に1人で取りに行く冒険のお話です。


ウルスリの妹フルリーナのお話



アロイス・カリジェの絵は、グラウビュンデン州の州都クールのビュンドナー美術館と彼の生まれ故郷トゥルンのスルシルヴァン美術館で多数見られます。トゥルンは小さな村ですが、彼は多くの建物に壁画を描きました。トゥルンには、カリジェの生家やお墓もありますよ。

また、クールにある、Romantik Hotel Stern 内の展示室では彼の絵が飾られています。
とても清潔で温かい雰囲気の4つ星ホテルなので、1泊されることをおすすめします。




また、ドイツ国境に近いシュタインアムラインのホテルアドラーの外壁でも見られます。シュタインアムラインはラインの宝石とも呼ばれ、中世の街並みが残る美しい町です。





次回のブログではそれぞれの町への行き方を書きますね。








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