2016年7月17日、上野の国立西洋美術館が、「ル・コルビュジエの建築作品」として世界遺産へ登録され注目を浴びました。
近代建築の巨匠と呼ばれるル・コルビュジエは、スイス出身の建築家。
スイスで生まれ、フランスで主に活躍したコルビュジエの作品は世界各国にあり、その中から7カ国にある17作品(上野の国立西洋美術館を含む)が、近代建築運動に大きな影響を及ぼした代表的な作品として、世界文化遺産に登録されたのです。
スイスで生まれ、フランスで主に活躍したコルビュジエの作品は世界各国にあり、その中から7カ国にある17作品(上野の国立西洋美術館を含む)が、近代建築運動に大きな影響を及ぼした代表的な作品として、世界文化遺産に登録されたのです。
世界遺産に登録された17作品のうちの2軒は、スイスにあります。1923年から1924年にかけてコルビュジエが両親のためにヴヴェイ郊外コルソーのレマン湖畔につくった「湖の家」(ヴィラ・ル・ラク)と、1930年から1932年にジュネーヴに建設された集合住宅「クラルテ」です。
集合住宅「クラルテ」は、一般住宅のため外観からしか見学することができませんが、「湖の家」は、ミュージアムとして一般公開されており見学することができます(冬季閉館)。
「湖の家」は、ル・コルビュジエが両親のためにつくったレマン湖畔の小さな家で、年をとった両親が快適に過ごせるようにと考えられた工夫と愛情が詰まった傑作です。
ル・コルビュジエの両親は1924年にこの家に移り住み、余生を過ごしました。
ル・コルビュジエの両親は1924年にこの家に移り住み、余生を過ごしました。
ル・コルビュジエの両親の暮らしぶりを想像しながら、工夫が随所に散りばめられたル・コルビュジエの傑作を見学してみては如何でしょうか。
建築ファンでもそうでなくても、存分に楽しめます♪