スイス旅行・ツアーの観光スポット【プロテスタントのローマ】




 ジュネーブ・旧市街の中心にたたずむサン・ピエール大聖堂。
ギリシャのパンテオン宮殿を彷彿とさせる外観ですね。
12~13世紀に建立され、幾度となく改築や増築が施されてきた、様々な様式が混在する建物です。
元々はカトリック派だったこの大聖堂ですが、宗教革命の際プロテスタントに改宗しました。

宗教改革の中心的な人物の一人であるジャン・カルヴァンはサン・ピエール大聖堂を本拠地とし、1536年から約30年もの間、説教を行っていました。彼の活躍によって、ジュネーヴは「プロテスタントのローマ」と言われるようになったのですが、その土台となったのがここ、サン・ピエール大聖堂なのです。今でも殿堂内にはカルヴァンの座ったイスや円陣の彫刻が施された聖職者席などが残されています。


また、地下にはヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設があります。
ここにはサン・ピエール大聖堂建築以前にあった宗教建築物の基盤などが所蔵されています。

そして大聖堂の北側の塔へは、CHF4で上ることができます。頂上までのらせん階段は急ですが、そこを上りきるとレマン湖とジュネーブ市街を360度見渡すことができるのです。








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