お金持ちで広ーい家に住んでいるか、新しいアパルトマンに住んでいる場合は別として、スイスでは普通アパルトマンの地下や屋上に洗濯室があり、そのアパルトマンに住んでいる人達が共同で何台かの洗濯機を使います。
なんとそれぞれの部屋の中に洗濯機がないのです！
そのため、お子さんの多くいるご家庭はとても大変そうです。
そして、同じアパルトマンの方がペット用のカーペットを洗った後に同じ洗濯機を使うことになる...ということもあります（これは極端な例ですが...）。
最近では大家さんの許可をもらって自分の部屋に洗濯機を入れる人も多いそうです。
日本人にはとても辛い洗濯事情なのです。
そして、これはアジア人特有の悩みかもしれませんが、いくら良いお天気でからっと晴れていても、洗濯物を外に干せません！
もちろん布団も干せません！
(しかしながら、もうしばらくヨーロッパでは布団ブームが続いています...)
日本ではこの季節、雨のせいで洗濯に困りますが、スイスの事情を知ると、毎日好きなように洗濯機を使えるというだけで幸せな気持ちになります。
ただし、スイス人は何故この洗濯事情が苦にならないのか、少し考えてみなければなりません。
それは、「エコの精神」によるものなのです。
日本では毎日洗濯をするお母さんはとても良いイメージですが、スイスではエコでないと隣人から怒られることもあります。
洗濯物はできるだけ出さないようにして、最小限の洗濯をする。
スイスでは普通のことのようです。
ただし気候も違いますし、文化も違いますから、一概にスイスのやり方が良いとは言えません。
しかしながら、エコでないと怒られた時、不思議と納得している自分がいました。
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