ATPツアー500の年間最終戦となるスイスインドア2019は、10月19日(土)から10月27日(日)にバーゼルのザンクト・ヤコブスハレ(St.Jakobshalle)、通称ロジャー・フェデラー・アレーナ(Roger Federer Arena)で開催されます。
ATP500ツアーとはなんぞや?という方にまずご説明。男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals 略してATP)は毎年1月から世界各地で毎週トーナメント方式の競技大会を開催しています。大会は全豪、全仏、ウインブルドン、全米の4大大会(グランドスラム)を頂点に規格が定められていて、それぞれ獲得賞金やランキングに繋がるポイントが決まっています。ATP500(13大会)は、グランドスラム(4大会)、マスターズ1000(9大会)に次ぐ規模の大会。楽天オープンもATP500のカテゴリです。スイス・インドアはその中でも、ATPツアーの年間最終戦であるATPファイナル出場をかけての前哨戦。ATPファイナルとは、その年の上位8選手のみが出場できる華やかな大会。毎年11月にロンドンで開催されます。錦織選手は今まで4度出場。昨年2018年はATPランク9位でしたが、アルゼンチンのデル・ポトル選手の棄権で出場権を手にしました。
ATPツアーについて、なんとなくご理解いただけましたか?スイス・インドアは、1970年からバーゼルで毎年開催されてきた伝統ある大会で、1995年から現在のザンクト・ヤコブスハレが会場となっています。スイスの英雄、地元バーゼル出身のロジャー・フェデラー(37歳)は優勝8回、準優勝5回。われらが錦織圭選手(29歳)も2016年と2011年に2度準優勝。
2019スイス・インドアに、既に参加を表明しているのは、フェデラーと、2017年の怪我から復活したローザンヌ出身のスタン・ワウリンカ。そして、ドイツの星アレクサンダー・ズヴェレフ、今年の全豪オープンでフェデラーを破った20歳ステファノ・チチパス(ギリシャ)、スイスインドアで2016年に優勝経験のあるマリン・チリッチ(クロアチア)の各選手です。フェデラーの初戦は10月21日(月)。ワウリンカは22日(火)から登場します。 先日のウインブルドンで、フェデラーと素晴らしい戦いを見せてくれた錦織圭選手(29歳)。昨年、一昨年と参加を見送っていますが、好調な今年は参加してくれたらいいですね。
写真 www.basel.comから
チケット好評発売中です。チケットは一般チケットとプレミアムチケットの2種類があります。一般は、座席と日にちによりお値段が変わります(40.20スイスフラン~)。プレミアムチケットは、サービスライン後ろの座席に様々な特典がセットされます(776.90スイスフラン~)。特典とは、VIP専用テニス村やプレミアムラウンジへの入場権、飲み物込みのケータリング、ガウン、予約テーブル、ホステスによるお世話などです。*1スイスフラン≒110円
10月19(土)、20(日)は一般チケットのみの発売。21(月)~23(水)は両方のチケットの発売。24(木)の準々決勝から最終27(日)の決勝までは、一般チケットは完売しプレミアチケットのみ残っています。フェデラーの故郷、スイス・バーゼルで伝統あるスイス・インドアを観に行きませんか?スイスエクスプレスでご旅行されるお客様のチケット手配受け賜わります。
スイス・インドア2019 公式HP(英語)
せっかくですから、バーゼルから列車で1時間ほどのビール/ビエンヌ(ドイツ語とフランス語の言語境です)にある、フェデラーが1997年~2002年(15歳~21歳)に通った国立テニスセンター(Swiss Tennis National Tennis enter)とロジャー・フェデラー通りを見に行っても楽しいですね。ビール/ビエンヌはオメガ(スウォッチグループ)の本社があり、現在日本人建築家の板茂氏による木造新家屋が建設中です。
ビール/ビエンヌ湖沿いのビール/ビエンヌはバーゼルと首都ベルンの間にあります。
ロンドンで開催されるATPツアーファイナルは、2019年11月10日から17日。現時点での上位8選手は、ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、ティエムにズヴェレフ、チチパス、錦織(現在7位)、アンダーソン。11月までにどのように入れ替わるかドキドキしますね。
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