フレディー・マーキュリーの愛したモントルー

1975年、最初のクライアントRolling Stonesがレコーディングし、デヴィット・ボウイ、レッド・ツェッペリン、マイケル・ジャクソン、マイルス・デイビス、フィル・コリンズ、スティングなど数々の伝説的なアーティストを魅了したMountain Studioは、クイーンが1979～1996年に所有。"Jazz"から"Made in Heaven”まで7枚のアルバムを制作しました。現在Queen Studio Experienceとしてファンのために公開されています。

●年中無休　10：30～22：00　＊入館無料
●住所：Casino Barrière de Montreux
Rue du Théâtre 9, 1820 Montreux

クイーンが実際使用していたコントロールルーム、機材や備品がそのままあり、ミキシング・コンソールデスクは自由に使用できます。コンサート衣装や楽器、クイーンコレクションなどが展示されています。

クイーンが常宿としていた最高級ホテル。フレディは最上階の部屋（一番豪華な部屋）に宿泊。ホテルの部屋からのレマン湖と山々の壮大な眺めは、数々の美しい曲のインスピレーションの源泉となりました。フレディは、ホテルからスタジオまでの散歩を楽しみとしていたそうです。

館内にはフレディが好きだったモントルージャズフェスティバル（毎年7月前半の2週間）ゆかりのモントルージャズカフェ（Montreux Jazzcafe)がございます。

写真© Maude Rion　montreuxriviera.comから

フレディ・マーキュリー像は、クイーンのメンバーとフレディの家族と友人がモントルー市に寄贈したものです。作者は、チェコの彫刻家イレーナ・セドルカ（現在は英国王立彫刻家協会のフェロー）。

1996年11月25日の午後3時（フレディが亡くなった5年後）に、除幕式が開催。出席者は、フレディの両親、妹とその夫、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ピーター・フリーストン、モントルー・ジャズフェスティバル創始者クロード・ノブ、モンセラート・カバリエ各氏でした。現在は世界中のクイーンファンが訪れ、フレディが好きだった色・黄色の花が手向けられています。

モントルーでは2003年から毎年9月の最初の週末に、Freddie Mercury’s Montreux Celebration Daysとして、フレディ・マーキュリーの誕生日をお祝いしています。世界中からファンが集合して、銅像の周りなどで祝います！今年2023年は、8月31日（木）正午12時から9月3日（日）の夜まで。存命なら今年77歳。銅像近くの市民憩いの場カバードマーケットでフレディゆかりの人のトークや各国のクイーンのトリビュートバンドが演奏します。無料の祝賀会ですので、お気軽にお出かけください。

レマン湖北岸ほぼ中央のジュネーブから東端のモントルーまでの葡萄畑ラヴォー地区は、千年以上続く歴史と伝統・景観の美しさが評価され、2007年葡萄畑で唯一世界文化遺産に登録されました。

ラヴォー地区のワインは生産村の名前がそのまま銘柄となっていまして、その中でもSt-Saphorin(サン・サフォラン）のワインはフレディのお気に入りで、数えきれないほどのケースをロンドンの邸宅ガーデンロッジに運ばせたと、Peter Freestone氏は述べています。St-Saphorin(サン・サフォラン）はモントルーのレストランでも提供されていますので、是非お試しくださいね。

モントルー滞在時は、ル・モントルー・パレスとダックハウス（湖畔の家）に宿泊していたフレディですが、晩年、モントルー・テリテにある壮麗なアパートの最上階のフロアを購入し、最後の日々を過ごしました。美しい調度品の好きなフレディは、テリテのアパートの内装を考えることが、生きる楽しみになっていたとジムは著書「Mercury and me」邦題「フレディ・マーキュリーと私」で書いています。

通りから眺めるだけですが、散策して行かれてみてはいかがでしょうか？マウンテン・スタジオから南に徒歩10分、モントルーからテリテへ続く湖岸の美しい遊歩道（Quai des fleurs）沿いに建っています。

クイーンとフレディのゆかりの地を訪問されたら、翌日はモントルーからレマン湖クルーズや鉄道で日帰り小旅行に行かれてみては？
例えば
①世界遺産の葡萄畑ラヴォー地区の散策はいかがでしょうか？ご自身でもできますし（おすすめ散策路をご案内します）、日本語ガイドとワインの試飲付き日帰りツアーに入ることも可能です。

②レマン湖遊覧船から葡萄畑ラヴォー地区を眺めるクルーズもございます。フレディ像やダックハウスを湖から眺めてみては？（夏期）

③モントルーから可愛い登山列車に乗り50分。レマン湖を見下ろす絶景展望台ロッシェ・ド・ネ(Rochers de Naye)標高2000mへ　展望レストランでレマン湖の絶景を堪能してください。

④鉄道でレマン湖畔の文化の中心地ローザンヌや、ヘップバーンの愛した花の町モルジュ（毎年4月開催のチューリップ祭りが大人気）への日帰り可能です。
（ローザンヌ：片道30分　/　直通）
（モルジュ　：片道40分　/　直通）

⑤鉄道でスイスの首都ベルンへ日帰りも可能です。
（片道：約1時間40分　/　乗換え1回）

⑥モントルー発着のチョコレートトレインで、グリュイエールチーズの故郷グリュイエールと老舗のチョコレート工場を訪問する日帰りツアーはいかがですか？（5月から10月のみ）

お客様のご希望をお聞かせください。

標高4810ｍのモンブランはフランスとイタリア国境にそびえるヨーロッパ最高峰。その北側の麓の町が標高1037ｍのシャモニ・モンブラン。フランス領なので華やかな雰囲気。町からモン・ブランを望め、各展望台へ四方に登山列車やロープウェイが伸びています。

ジュネーブ発の日帰りツアーもありますし、美しいアルペンリゾートのシャモニーにゆっくり滞在してモンブラン山群を満喫されるのもおすすめします。

ご希望で日本語ハイキング、スキーガイドを手配いたします。

スイスとイタリアの国境にそびえるマッターホルン（4478m）。マッターホルン北壁は、アイガー北壁とグランド・ジョラス北壁とともに3大北壁と呼ばれています。

マッターホルン麓のアルペンリゾート標高1605mのツェルマットは世界中からのアルピニストと観光客で1年中活気に溢れています。マッター谷の最も奥にあり、町のどこからでもマッターホルン（標高4478m）が望めます。車の乗入れが出来ないツェルマットは今も昔もアルピニストの聖地です。ツェルマットから様々な展望台へ上り絶景を堪能しんだり、初夏から秋はハイキングを楽しんだり、冬であればマッターホルンを眺めながらスキーをお楽しみください。

ご希望で日本語ハイキング、スキーガイドを手配いたします。

（写真はユングフラウヨッホへの乗換駅クライネシャイデックとアイガー北壁）

アイガー麓のアルペンリゾートが日本人登山家ともゆかりの深いグリンデルワルト。高低差1.8キロのアイガー北壁直下の村は、年間100万人超えの観光客で人気のリゾート。グリンデルワルトから、登山列車、ロープウェイ、ゴンドラなど各展望台へ簡単にアクセスできます。日本語観光案内所もあります。

ヨーロッパの最高標高の駅ユングフラウヨッホ併設の施設トップオブヨーロッパから世界遺産のアレッチ氷河を眺めたり、各展望台のレストランで食事を楽しんだり、展望台から下りのハイキングをしてみたりとお好きにお過ごしください。

ご希望で日本語ハイキング、スキーガイドを手配いたします。